元気が出るいい話 100選
経営にとって一番必要なのは事前の調査と計画である
会社経営というのは本当に難しいものだと思いますが、経営にとって一番大切ことは何でしょうか。
会社の経営には当然、いろいろ意見はあると思います。その中で韓国の三星グループの会長だったリー・ピョンチェル氏は、次のように言いました。
「経とは縄あるいは紐のことで、まっすぐに縄を張っておくという意味である。営とは張った縄の周囲をめぐるという意味で、すなわち、経営とは、あらかじめ計測を行い、縄張り、計画にほかならず、経営にとって一番必要なことは事前調査と計画である。」
事前調査と計画、これは新規事業を成功するためのプロセスの中では初期段階の基礎的なことです。
ここでしっかりやっておかなければ事業の成功はおぼつかない、というのがリー氏の考えでした。
トップ企業は事前の準備に余念がないからこそトップでいる
多くの経営者が陥るのは、新規事業では功を急ぐあまり、事前の調査も不十分なまま、疑問点のある計画で見切り発車してしまうことがあります。
しかし、これはトップを目指す企業は絶対にしてはならないことです。
トップを目指す企業の経営者なら、事前の準備に余念がないからこそ王者の地位を保てるのだと思います。
戦国時代の剣術の達人・塚原ト伝(つかはらぼくでん)は、一般には戦国武者らしい血気盛んな強気の剣術使いと思われているようですが、実はたいへん慎重な人だったと言います。
あるとき、ト伝は他流試合を挑まれ、相手の試合のやり方を調べました。
すると、相手はいつも左太刀で、必ず片手で勝負することがわかりました。
そこで、ト伝は、相手に対して「左太刀の片手勝負はほめられてたものではないからやめるべきだ」と10回も言ったのです。
これだけしつこく言われると、相手は、これはきっとト伝が左太刀勝負を嫌がっているに違いない、と確信します。
そして、試合当日、相手は自信を持って左太刀の片手勝負でかかってきたのですが、ト伝は待ってましたとばかり、これをかわし、一太刀で相手の額を割ってしまいました。
完全にト伝の心理作戦が功を奏したのです。
たしかに、人によってはずるい思われるかもしれませんが、自分の命が掛かった生きるか死ぬかの真剣勝負ですから、むしろ非難は出来ないでしょう。
ト伝がこういう手を考えついたのも、試合前に相手を十分に調査したからにほかなりません。
ト伝が剣豪としてその名を残したのも、こんなところに秘密があったと思います。
会社の経営者であるからには、会社の命運が掛る真剣勝負であると肝に銘じて欲しいものだと思います。
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